あなたには、アレルギー物質となる食品はありませんか?
ある方は漢方薬においても注意する必要があるかもしれません。
漢方薬の生薬には、普段食べているものと同じものでも呼び方が違うものが多々あります。例えば、
- 卵 → ランオウ末
- 小麦 → ショウバク、シンキク(小麦粉に他も材料を混ぜ、酵母菌により発酵させた麴(コウジ)のこと)
- 大豆 → タンズシ
- 山芋 → サンヤク
- ゼラチン → アキョウ
このようなものがアレルギー物質の人は、注意が必要です。
漢方薬名でいくと
- 黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう) → ランオウ末(卵)、阿膠(ゼラチン) を煎じて作られています。
- 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう) → ショウバク(小麦)
- 加味平胃散(かみへいいさん) → シンキク(小麦から作った麹)
- 八味地黄丸(はちみじおうがん) → サンヤク(山芋)
- 消風散(しょうふうさん) → ゴマ(胡麻)
他にも錠剤や粉薬として安定定着させるための添加剤として、乳糖水和物(特定原材料:乳)を含んでいるものがありますから、注意が必要です。
漢方薬において、アレルギー物質の表記が全ての商品においてされているわけではありません。
ですから、少しでも気になったら、お気軽に今お持ちの漢方薬を手に取り、ご相談ください!